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【コラム】ピアノを習うことの目的とは♪

「ピアノを習うことは、必ずしもピアニストになるためじゃない。。。」

この話を書こうと想ったのは、ピアノをある程度頑張ってきたのに、途中で辞めてしまうお子さんを良く見かけるからです。
その理由は様々ですが、「ピアニストにするためにやってるんじゃないんで、、、」という言葉を本当によく聞きます。

これが「実にもったい!!」と想うようになったのは、私もそう思っていた時期があり、あることを知ったことがきっかけでした。
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なんでもそうだけど、やるならとことんやる。とことんやらせてみる。ただそれだけ。


その先の「ピアニストになる」「サッカー選手になる」「水泳選手になる」という目的は必ずしも小さい頃は無くてもいいと思うんです。
一生懸命やっていくうちに、プロでやりたいと思う子も出てくるだろうし、全く別の道に行くかもしれないし。


でもどんな形であれ、「1つのことをどれだけ一生懸命続けてやってこれたか」その《過程》にこそ意味があり、結果はあとから付いてくるだけ。
仕事をしていて想いますが、「続けていける力」ってどんな場面でも本当に大切で、毎日の積み重ねが大きな成果に繋がっていくと実感しています。


ピアノにしても、他の習い事でも同じですが、一生懸命やればやるほど、長く続ければ続けるほど、様々な壁を越える体験ができます。
できなかったことができるようになることは、適当にやっていたり途中で辞めたりすると、その体験はできないのです。

1つのことが一生懸命長く続けられたら、他のことに置き換えた時にも必ずその経験が役立つ。
この置き換えるということは実はみんなしていて、経験したことは応用していくことで、また違った場所で役立っています。

ピアノも同じ。ピアニストにするためにピアノを習わせてる人は一握り。
ピアノの最終目的を職業にしてしまうと、「ピアニストにするつもりはないから、、、」となる。
そうすると、ピアノに向き合う姿は「そこそこでいい」「勉強が忙しくなったら辞めよう」「どうせ職業にはならないんだから」になってしまう。

でももし、

ピアノを弾くことには、『子どもの様々な成長を助ける内容がたくさん詰まってる』となったらどうだろう??
ピアノを一生懸命やることで、『夢を叶える力が身に付く』としたらどうだろう??
指先を使うことなどで「身体的な能力」を、見たり聴いたりすることで「感覚的な能力」を、そこから追求したり深く読み取ったりすることで「学習能力」を、
しかもその能力を「同時にフル活用」して弾いていると知ったらどうだろう??


これが将来、ピアニストにならないから必要ないと適当にやってるのは勿体無いなって思いませんか?


実際に私も子どもにピアノをさせていて、反抗期を迎え、練習の時にバトルになり、思ったんです。
「こんなにしんどい思いして何のためにやってるんだ?」「ピアニストにするためにピアノを習わせたわけじゃないし」

「ん??何のためにピアノやってるの???」

となったのがきっかけだったんです。
でもすでに何年もがんばってきたのに、なんかやめるのもったいないしと想い、そこで色々なことを調べてみました。
すると、ピアノには子どもにとって成長に関わるすごいものなんだと知り、その後も続けさす覚悟ができたのです。

(詳しくはこちらのブログに書いてます⇒【コラム】継続は力なり♪子どもの成長には時間がかかる!
その子どもは今でもピアノを続けていますが、ピアニストなんて全くもって目指してません。眼中に無しです笑笑

ただ、、、

自分の将来を自分で判断し、自分で行動し、自分で決めていける力が備えられています。しかも、それが見えて来たのは、高校生になってから。
やっとここで、もしかしたらピアノを続けて来たことが活かされているのかもしれないと思えたのです。

実に16年ほどの道のり、、、長い!!!!


同じく、もう1人は今もピアノを習ってますが、こちらはどちらかというとサッカーを長く続けています。とにかくサッカー漬けだった。
ピアノもサッカーのためにやったりやめたり。
実はサッカーも、ピアノの次にこの「夢を叶える力」を伸ばす習い事として研究結果が出ているスポーツです。
サッカーをとにかく一生懸命がんばらせたその子もまた、サッカー選手にはならないです。全く別の道を選びました。

でもそれも自分で判断し、自分で行動し、自分の道を歩み出しました。こちらもまだ道半ばですが、ここまで10年、、、長い!!!


子どもが何か成果を出すなんてずっとずっと先なんです。
コンクールで賞を取った、良い点数が取れた、試合で勝った、反対にコンクールに落ちた、練習が苦痛、楽しくない、、、
やっている間には様々なことが起こりますが、その1つ1つに振り回されると親はしんどくなります。
でも、子どもにとったらただの【通過点】に過ぎないのです。。。

山を乗り越え、谷に落ち、また這い上がり山を越える、そこにどれだけ親が付き合えるか、、、いや、耐えられるか笑
そしてその山を乗り越えている時はしっかり応援し、谷に落ちた時はとにかく見守る、支える、信じる。
この感情の起伏に、親はどれだけ向き合えるか、それだけなんだと想います。
子どもが楽しいと感じることに越したことはありません。
でも、きっとずっとずーっと楽しいだけのことなんて無くて、楽しいから苦しい時も頑張れる、苦しい時があるから楽しいを感じられてるんだと想います。

だからこそ、苦しい時も楽しいように持っていく、悲しい時は次こそはと頑張れる環境を創ることが、大人の役目であり、大人が諦めない、大人の見守る覚悟だけなのだなと想っています。

 

ピアノに将来を感じない、ピアノが楽しくなさそうな子どもをどうにかしたい、ピアノをさせてる自分がしんどい、そんな方へ向けて、情報発信をしています。

ピアノが「夢を叶える力を伸ばす」という内容の詳細は、少しずつ形にしてお届けできるように準備中です♪